竹越夏子｜Natsuko Takekoshi

Fleur d’amour愛の花

September 27 – October 3, 2021

11:00am~7:00pm（Last day ~5:00pm）

Japanese

MEDEL GALLERY SHUでは3回目となる竹越夏子個展「Fleur d’amour愛の花」を開催します。前回からおよそ一年を経過して30 点弱の作品を展示。

タイトル　の「Fleur d’amour愛の花」は「作品が愛の花となって世界に愛を開花させる」「生＝性＝聖の歓喜が開花するエネルギーを作品に表現する」という竹越の作家としての本質を強く表しているものです。

前回は女性の身体から女性性の開花までを描きましたが、今回は女性性の開花という愛の表現だけではなく、ありのままの自分が感じた愛の世界を表現しています。

「コロナ渦の中で私たちは様々な体験をしていますが、今こそ愛とは何かをさらに表現したくなった。生命の花という作品は、性の悦びから、命を宿した時のエネルギーのスパークを描いた。私たちはだれもがこのプロセスを通って生を授かる。そこには必ず大きな愛のエネルギーがある。それは私たちの原初的な記憶に刻まれているはずだ。そのプロセスを作品で表現することによって、もう一度それらを追体験しようと試みた」と竹越は語ります。

愛そのものを感じる歓喜。

私たちそれぞれの光の道は、大いなる愛へとつながっていく。

その愛に触れたときのスパークした歓喜そのものを表現した作品。私たちが喜びを享受し、謳歌し、共鳴していく愛の花になるよう祈りを込めた作品。そんな作品は日本画の画材をつかって自然のものと同じ組成になるように描枯れています、まるでキャンバスが地球のかけらになるように。ドリッピングやデカルコマニーなど、無意識に働きかける技法と意図的に描く技法を用いたダイナミックな抽象表現の作品をご覧ください。

性=生の悦びから、命を宿した時のエネルギーのスパーク。私たちは必ずだれもがこのプロセスを通って生を授かる。そこには必ず大きな愛のエネルギーがある。それは私たちの原初的な記憶に刻まれているはずだ。その追体験を作品から感じ取っていただきたい。

竹越夏子

竹越夏子｜Natsuko Takekoshi

私はいつも愛をテーマに作品を描いてる。
それは私が幼少期から渇望しているものであり、今だに捉えどころのないものだからだ。
以前、愛は外側から注がれるものだと思っていた。
しかし作品を描いているうちにそれは自分の内側に広がっているものだと分かった。
言葉にできない、自分が自分であればいいんだ、という大いなる感覚。
宇宙とも愛とも感じることがある。この感覚を様々な角度から描いて、世界に愛の種をまいていきたい。そして世界中に愛の花を咲かせたい。