
北島麻里子|Mariko Kitajima
個展「Hide and Seek」
January 17−29, 2023
11:00am~7:00pm(Last day ~5:00pm)
MEDEL GALLERY SHUでは1月17日より29日まで、北島麻里子個展「Hide and Seek」を開催いたします。
「Hide and Seek」とは「かくれんぼ」の意。
今回はキュレーターに+DA.YO.NE.代表の米原康正をフューチャーして、北島の中に見え隠れしていた「私」を誘い出して、そこに確かにいる「私」が何なのかをあきらかにしています。
どうぞお楽しみに。
私は「Self」というテーマで制作しています。自分自身という不明瞭な存在の中には、氷山の一角のように水面上に見えているひとりの「私」と水面下に隠れている大勢の「私」がいるように感じます。それは身の回りの物の中に映り込んでいたり、形を変えていたり、見ているものすべての内にふと気付くと存在している。
今回はその隠れている大勢の「私」を「私自身」が見つけ出していくこと。「Hide and Seek(かくれんぼ)」という展覧会名にしました。この展示を通じてそれぞれの隠れている自分を発見するきっかけになるのではと考えています。
北島麻里子
北島麻里子個展開催にあたって
彼女の絵のモデルは彼女自身だ。たまに彼女自身のこどもである2人が登場することもあるが、彼女の絵はだいたいが彼女の肖像だ。
肖像画ってどこが? と思われる方もいると思う。だけど、作品をじっと見つめてもらうと、透明なガラスでできた花瓶の後ろ側や、その脚の中に彼女は確かに存在する。そんな絵を描くことは「自分自身を確認するための日常的な行動」と聞いて以来僕は彼女の作品をずっと眺め続けている。彼女の作品を通して感じられる恐怖に似た感情は、他人という存在を考えることなくひたすら自分自身に向かう彼女の意識を僕が理解できないせいでもある。でもその時僕は彼女の作品に突き動かされて自分自身を覗く自分に気付かされるのだ。
キュレーター(+DA.YO.NE.代表 米原康正)

北島麻里子|Mariko Kitajima
2014年東京造形大学造形学部美術科絵画専攻卒業。
自分自身とは何者なのか。
北島による表現は、北島自身に向けられているとともに、鑑賞者の内に呼び覚まされる「自分自身」にも向けられている。2014年 東京造形大学卒業制作展「ZOKEI展」ZOKEI賞受賞、2014年 アートアワードトーキョー丸の内2014「倉本美津留賞」受賞
プロフィール
1987 埼玉県生まれ
2014 東京造形大学造形学部美術科絵画専攻卒業
■個展
2019 夢見る屍/GALLERY KOGURE(東京)
■グループ展
2022 +DA.YO.NE. presents 「顔のない表情展」/MDP gallery(東京)
2021 娑婆気 / GALLERY KOGURE (東京)
妖‐AYAKASI /GALLERY KOGURE(東京)
「属性/魔性」Curated by YASUMASA YONEHARA / WATOWA GALLERY(東京)
JAZNIN BEAN POP-UP EXHIBITION 「R U Looking 4Me Now」Currated by +DA.YO.NE/渋谷 Histeric Glamour(東京)
2014 卒業制作展―造形展/東京造形大学(東京)
アートアワードトーキョー丸の内2014/行幸地下ギャラリー(東京)
螺旋人間/LOWER AKIHABARA.(東京)
■受賞
2009 トーキョーワンダーウォール2009「入選」/東京都現代美術館
2014 zokei展「zokei賞」
アートアワード東京「倉本美津留賞」
■アートフェア
2014 ART TAIPEI 2014
2015 ART TAINAN 2015(台南/台湾)
ART OSAKA 2015(大阪)
ART TAIPEI 2015(台北/台湾)
2016 ART FAIR PHILIPPNES (マニラ/フィリピン)
2019 ART TAIPEI (台北/台湾)
2020 ART FAIR PHILIPPINES (マニラ/フィリピン)
2021 ART FAIR TOKYO 2021 (東京 /日本)