香と花と鼻煙壺 

今昔美未実  片見祝子 二人展

6月11日(火)〜 6月16日(日)

11:00〜19:00(最終日は17:00)

 

香を調合する物語、花を生ける物語、鼻煙壺に描かれる物語

香、花、鼻煙壺で繋がる

それぞれの物語、多彩な表現を是非ご覧下さい

 

協力:鼻煙壺コレクション・久米廸子(ギャラリーくめ)

今昔美未実|Konjyaku Mimimi

着付け師として活動を経て、香木の放つエネルギーに魅了され、独自の感性を活かし、調香師として目に見える世界・見えない世界・お香の世界を伝えている。今昔美未実の伝える香の世界は鼻で感じる感覚だけではなく、意識の奥深くまでとどく香の力を、言葉ではなく、体感させる事で人々に伝えている。“香りの扉” 人によっては この扉が開かれる人もいれば、閉じたまま生涯を終える人もいる。

日本人のもつ特有の文化。香の世界。この世界を伝えるべく、日本国内外で 各種お香の会 また その人に合う、必要な香を調香していく個人セッションも行っている。兵庫県在住

片見祝子| Shuko Katami

花芸安達流 初代家元・故安達 瞳子師の内弟子に入り花道を修得。その後ディスプレイデザインを学び、フローリスト・デコレーターとして百貨店、ヨーロッパの老舗ファッションブランド、ホテルなどをクライアントに起業し、「愛でる花」ブランドにてフラワー事業、ブライダル事業、ファッション・アクセサリーデザイン販売事業を展開。 好きなことをやり続ける力、想いを形にする表現力、自身の人生経験、それらを自然界に存在する自らが愛でるものを通して伝える、ワークショップ・個人セッション・アートピースの作品作りにも取り組む。

Medelca(愛でる花)主宰、愛でるギャラリー祝 ディレクター、ユナイテッドプロデュース有限会社 代表取締役

鼻煙壺(ビエンコ)

別名、スナッフボトル。

呼んで字の如く「鼻で嗜む煙草」と言う意味の「嗅ぎ煙草」入れの容器のことです。 

ジャン・ニコ(ニコチンは彼の名前をもじってつけられた)が、フランスの王妃カトリーヌ・ド・メデシスに薬草として献上し、頭痛薬、気付け薬として使われ、これ以降フランスの宮廷では嗅ぎ煙草が流行しました。その後一般庶民にまで広がったのが17世紀。ナポレオンやマリーアントワネットなどは嗅ぎ煙草の愛用者で、上品なたばこの楽しみ方として上流階級に愛されました。

そして、新しい嗜好品として、中国の明の時代(13681644)にイタリアからから中国に伝わりました。 その目新しさと、「百病を鎮める」薬効があると言われた嗅ぎ煙草は、上流社会を中心に中国でも大流行しました。 その後の清(16361912)時代の極盛期を経て、携帯用の容器から芸術性を競うものへと性格を変化させていきます。 

鼻煙壺素材もまたさまざまに分化し金や銀や錫の金属製・玉や瑪瑙等の貴石の鼻煙壺や、白磁などの陶器や硝子やエナメル彩・象牙等々、ありとあらゆる素材がこの小さな壺、鼻煙壺に使用されました。 
また、その時代の高価な美術品的価値から諸外国の外交の土産品としても活用され、逆戻りをした鼻煙壺は、ヨーロッパの香水瓶に影響を与え今日に至るまで、その形を伝えています。 

鼻煙壺は、玉石、ガラス、陶磁器、象牙や珊瑚といった有機物等、実にさまざまな素材で作られています。その中でも特に出来栄えの優れた作品は、清の歴代皇帝の指示のもと、宮廷工房において制作されたものが多く、これらは現在、清朝の代表的な美術工芸品として世界的に高く評価されています。