野澤梓、さめほし、小林望美

ほころびとざんぞう

September 1−10,2020

11:00am−7:00pm（Last day~5:00pm）

野澤梓、さめほし、小林望美による三人展を開催します。

三人の絵画は「曖昧なイメージを明確に描く」という点において特異な親和性があります。

それぞれ「玩具と絵画」「可愛さの本質」「社会と身体」という別々の主題に取り組みながら、驚くべきほど緻密で精巧な描画方法によって抽象化されたイメージを表現します。

各作家独自の方法論で制作された作品には表象の破壊性と創造性が両義的に内包されており、本展ではそれを「ほころび」と名付けました。

注目の若手作家3名の意欲作を是非ご覧ください。

野澤梓｜Azusa Nozawa

未成熟な少年少女をモチーフにし絵画作品を制作。自身が幼少期から続けている女児雑貨収集やステッカーボムを方法論に用いながら、独自のマテリアルを創造する。

プロフィール

1994 静岡県出身

2019 東京藝術大学絵画科油画専攻卒業

2020

「ふれてほとぼり」 Medel Gallery Shu / 東京

2019

「199X7」shuuue / 東京

2018

個展「× と Ч のはくちゅ ~ む」hidarizingaro / 東京

2017

「199X6」shuuue / 東京

「まんなかぐらでーしょん」新宿眼科画廊 / 東京

「富士山展β」Awaji Café&gallery / 東京

2016

「COLLAPSE EVE」豊島区旧庁舎 / 東京

2015

「”KITAJIMA/KOSUKE”#12～果ての二十日の81～」カタ/コンベ / 東京

2014

「トランスエフュージョン３後期」新宿眼科画廊/ 東京

2013

「ポリノミアル」新宿眼科画廊 / 東京

2012

「ART KYOTO 2012」Hotel Montery Kyoto / 京都

「Original Book Fair zip」ubeful gallery / 京都

「Artists Calender 2012」ubeful gallery / 京都

2011

「HERBEST展」hidarizingaro / 東京

「絵画甲子園展」ubeful gallery / 京都

「練習試合展」ubeful gallery / 京都

「YMC EXHIBITION 02 高校生SP」ubeful gallery / 京都

さめほし｜SAMEHOSHI

床に落ちたケーキや道に落ちているアイスが原型を留めていないながらも元の可愛さを保ったままなのと同じようにかわいい女の子が何かの拍子に破裂したり溶けだしたりして姿が変わったとしても美しく可愛いままでいてほしいという希望を持って絵を描いている

プロフィール

武蔵野美術大学油絵学科油絵専攻卒

2016年頃よりアクリル絵の具とペンで崩壊と形成を繰り返す少女を描く

小林望美｜Nozomi Kobayashi

モザイク画の制作方法は粒の輪郭を彫り、溝へ金属色を流し込む独自のスタイル。
離れて鑑賞することで画面に実体が現れ、近づくと光が揺らぐような視覚効果を得る。
分解と再構築の過程を経て描かれた作品は、見る者の知識や経験、想像力で補われ多様な見解を生み出す。

プロフィール

1991 茨城県出身

2014 群馬大学教育学部芸術・表現系美術専攻卒業

<個展>
2019
「ジェネリックラブ」八犬堂（東京）.
2018
「夜底の惑星で、」Art Mall（東京）
2017
「心辺に座礁」Art Mall（東京）

<アートフェア>
2019
「ART FAIR ASIA FUKUOKA」福岡三越（福岡）八犬堂
「Infinity Japan Contemporary Art Show」Royal Nikko Taipei（台湾）八犬堂
「ART EXPO MALAYSIA」MECC,Kuala Lumpur（マレーシア）八犬堂
2018
「ART FAIR TOKYO」東京国際フォーラム（東京）八犬堂

<近年のグループ展>
2020
「アートのチカラ」伊勢丹新宿店（東京）
「阪急×アートコレクターズニュースター達の美術展」阪急うめだ本店（大阪）
「ニュースターアートコレクション」松坂屋名古屋店（愛知）
「Artglorieux Selection」GINZA SIX（東京）
「名作 REBORN展」松坂屋上野店（東京）
「たんざく展」銀座新井画廊（東京）、阿部敬四郎ギャラリー（宮城）
「納涼妖画展」丸善・丸の内本店（東京）