MEDEL GALLEY SHUでは6月14日より26日まで、大澤巴瑠の初個展「ERROR」を開催いたします。大澤巴瑠は東京都出身で多多摩美術大学を卒業後、京都芸術大学大学院修士課程を今年修了した、新進気鋭のペインターです。
コミュニケーションにおける不可能性や不完全性を「複製」という行為によって生じる「ズレ」を内包した作品に仮借し、可視化していくことが、創作のコンセプトのひとつです。

本展で発表する『onomatopoeia』の新たなシリーズでは、描いたものを複製するということから複製する行為そのものを画面に落とし込んでいます。

大量生産を象徴するコピー機を用いて、オリジナルとコピー機の価値の曖昧さを問いかける展示となっています。

大学院終了後も京都に留まる理由を「アーティスト同士の良い刺激があるから」だと語るように、昨今、”京都出身”のアーティストの華々しい活躍は目を見張るものがあります。大澤巴瑠も同様に確固たる信念のもとオリジナルな作品を作り出しています。
是非ご覧ください。