帝国ホテルプラザアートセレクション
那須 勲 個展
「Episode 0」~始まりへのオマージュ~
2019年9月27日(金)〜 10月6(日)
11:00-19:00(最終日は17:00まで)
Tea performance&トーク
茶藝 山田晶子 × Isao Nasu
9月27日 (金)
18:00〜18:45
剣舞ライヴ&トークサロン
KAO=S × Isao Nasu
9月29日(日)
14:00~15:00
参加費:2,000円(要予約)
申し込み:nasu130@gmail.com(那須迄)
*定員になり次第締め切らせて頂きます
終わりと始まりの狭間には、その曖昧模糊とした節目に何らかの働き:「物語」が生じる。
日々の目覚めと入眠、その狭間にある意識の芽生えと消滅。人の誕生と入寂という生命の営みの前後にも、そして時代の移り変わりの後先にも物語はその前後を語る。
装身具のルーツは“祈り”にあるという。
ファッションというコンテクストで自身を拡張するモノであると同時に、装身具は人の内的宇宙への深度を高め、美を媒体にあなたに語り掛けるディバイスです。
今作品展では令和に零話/Episode 0というテーマで時代の節目の発露とならん物語を宿し、様々な職人の静謐な技を込めた作品をお届けします。
心に芽吹くあなたの物語を現す、そんな作品と出会って頂けましたら幸いです。
宝珠悉皆師・那須 勲|ISAO NASU
~美というスウィッチ~
人類が森から草原に出、他の種と袂を分かち独自の道を歩む最初の営みは「身にまとう」だったようだ。そして“祈り”というスウィッチとして装身具が生まれ、個を立たせ、また繋がりを深め、人々に安らぎと活力を与えた。
紡がれる時の中、装身具は自然界への畏怖と宇宙意識とのアクセスツールとして、祭祀や護符、また力の象徴として受け継がれ、飛鳥時代に忽然と日本の歴史舞台から消えるも、1500年間の空白の時を経て明治の西洋文化吸収期にファッションアイテムとして上陸、今日ジュエリーとしてそのきらめきが親しまれています。
那須勲の作品はこの流れに改めて古代のスウィッチをARTというコンテクストに乗せ、この日本の地で連綿と受け継がれてきた日本の美・工芸職人の技で表現しています。
そこには人類の営みに紡がれた数多の神話的物語があり、畏怖すべき気配との対話と身に着ける人の神性と個性にアクセスするスウィッチが内包されています。
プロフィール
幼少期より石に強い関心を持つ。学生時代より世界40カ国余を巡りメキシコでオパール鉱山主との出会いから装身具の世界へ。オリジナルジュエリーを製作する傍ら日本の装身具の研究をし、2009年よりアーティストとしての活動を開始。日本の美意識を内包した作品を阪急百貨店本店美術画廊にて初発表。
以来、装身具の持つ美を人の意識のスウィッチとし、日本の工芸技術を表現の基盤に神話的世界観を持つ作品を国内外に表し続けている。
作品展:
- 阪急うめだ本店美術画廊
- 大丸心斎橋美術画廊
- PHILLIPS DESIGN WEEK PREVIEW in NY
- Gleta Residence Gallery in NY
- ミラノサローネ/イタリア
- ギャラリーエクリュの森
- ART Nagoya2016
- 三嶋大社宝物館ギャラリー
- 靖山画廊
- 伊場仙まちかど展示館
- ATOM GALLERY
- ミラノサローネ/イタリア
- ギャラリー澄光
- ギャラリー蔵
- ギャラリーO2
- マレーシアMIJ
- 養源寺弘法堂ギャラリー
- 近江楽堂/オペラシティ
他
