EYES_vol.2 Group Exhibition
Portrait show by Emerging Artists

笠原菜々子|きゃらあい|サワダモコ|髙木ちゃー|東ちなつ|宏美|cocoro nakaura|
Neinei|neuronoa

March 14〜26,2023

11:00am~7:00pm(Last day ~5:00pm)

MEDEL GALLERY SHUでは3月14日より3月26日まで、新進気鋭のアーティスト9名のポートレイト作品によるグループショーを開催します。
展示会はもちろんクライアントワークでも活躍するアーティストや、まさに今脚光を浴びつつある若手アーティストたち、当社では初めて展示するアーティストの力強い作品をラインナップしました。

展示タイトルの”EYES”は文字通り「目」を意味しますが、アーティストは今、何を見つめているのか、その視線の先はどこに向いているのか、また、振り返る時は何を見つめるのか・・・心の窓にも例えられる「目」に着目したポートレイト作品のグループショーです。
鑑賞者の「目」を通してアーティストや作品への想い、また、社会への問いかけなどに想いを馳せることができる美術鑑賞は、その関係性は「主体や客体」「内と外」「形而上と形而下」など多層的であると言えます。

作品を取り巻くこの鑑賞体験をご自身の「目」を意識することにより、アーティストとの関係性や社会性に着目し、様々な想いに至っていただけますと幸いです。

野澤梓 Nozawa Azusa Profile

笠原菜々子|Nanako Kasahara

人物・動物・花など生きている全てのものをモチーフに、人間が持っている言葉にできない感情を表現しています。
油絵やアクリル絵具など様々な画材での制作を行い自身の表現スタイルを模索する中で、ボールペンでの細密描写とその他の画材を組み合わせた混合技法での表現に至り、主にペン・アクリル絵具・ラメやパール系の画材を組み合わせて暗い耽美な世界を表現します。
食べたり食べられたり、奪ったり奪われたり、寄生したり寄生されたり、などの関わりの中で
様々な生存戦略を用いて生きている生き物へのリスペクトの意味を込めて描いています。

プロフィール
略歴
2021 年より作家活動を開始
1996 年 岡山県生まれ

展示歴
2023. Sansiao Gallery 「FLOWERS OF CONTEMPORARY ART」

2022. 六本木ミッドタウン 100人10
ALL DAY GALLERY 個展「生まれも育ちも」
Gallery TK2 「ヒト展」
Independent Tokyo 2022
The Artcomplex Center of Tokyo 「ACTアート大賞展」
Gallery 201 「my colour」
Gallery hydrangea 「いきるものたち」
Oak Cube 「LICHAT ADEL × Nanako KASAHARA」

2021. Gallery LE DECO 「6 人の青展」
The Artcomplex Center of Tokyo 「ANIMAL PLANET 2021」
The Artcomplex Center of Tokyo 「大細密展2021」
The Artcomplex Center of Tokyo 「色色生物」

受賞歴
2022. 100人10 審査員賞
Independent Tokyo 2022 審査員賞
The Artcomplex Center of Tokyo 「ACTアート大賞展」入選

野澤梓 Nozawa Azusa Profile

きゃらあい|Kyaraai

「ゆらぎの中にいる自覚」が制作の主なテーマ。SNSで多様な価値観に触れられる時代、様々なものを吸収して、何が正しいのか、自分の意見や属性すらも分からなくなる浮遊感が自身の中に根強くあり、作品制作はそれを受け止める器にもなる。幼い頃に親しんだ少女漫画のような大きな瞳や、ファンシー雑貨のような色彩など、独自のキャッチーさで鑑賞者を引き込み、描かれた人物と対話ができるような作品づくりを続けている。

プロフィール
1996年大阪府生まれ。2018年京都造形芸術大学(現 京都芸術大学)卒業。
野澤梓 Nozawa Azusa Profile

サワダモコ|moco Sawada

「つくられたもの」をテーマに、画像ファイルや3Dオブジェクトの「グリッチ」を取り入れたキャラクターを油絵で描く。
被造物と空間との関係性を探るため、近年はキャラクター絵画だけでなく、地図アプリ上の風景画も制作。

プロフィール
1990年生まれ 大阪府出身・在住。
2010年 大学在学中に作家活動を開始。
現在は、国内外のギャラリーやアートフェアに多数出展。

■Solo Exhibition 個展
2022
「逃避と報酬」(Art Gallery Shirokane 6c / 東京)
2021
「coexistence with collapse」(LIGHTHOUSE GALLERY / 東京)
2020
「LEFTOVERS」(みうらじろうギャラリーbis / 東京)
「仮想楽園計画」(SUNABA Gallery / 大阪)
2018
「🔴🔵REC.」(サロンモザイク / 大阪)
2017
「Breaking FIREWALL」(アートコンプレックスセンター / 東京)
2016
「FIREWALL TO PROTECT ME」(SUNABA Gallery / 大阪)
2015
「METAGRAMED」(新宿眼科画廊 / 東京)
「assaisonnement」(あるか→アるか / 大阪)
2014
「Re: Install」(新宿眼科画廊 / 東京)

■Group Exhibition グループ展
2022
「Shirokane Christmas」(Art Gallery Shirokane 6c / 東京)
「揺景(カフェギャラリーきのね企画」(能勢電鉄車両内 / 大阪・兵庫)
「SYNESTHESIA」(+ART GALLERY / 東京)
「Girls Mix Cream Latte」(palpito / 東京)
「和心芸術展」(GALLERY JO YANA / フランス)
「二次元派」(代官山ヒルサイドフォーラム、N&A art SITE / 東京)
Contemporary Tokyo グループ展(Contemporary Tokyo / 東京)
Contemporary Tokyo Beijing グループ展(Contemporary Tokyo Beijing / 北京、中国)
「ポストkawaii Ⅳ」(SUNABA Gallery / 大阪)
「BEYOND」(333 Gallery Taipei / 台湾)
「Shirokane February」(Art Gallery Shirokane 6c / 東京)
「SHOWCASE:comic & ART 2022」(アトリエ三月 / 大阪)
2021
「アトリエ三月年末展2021」(アトリエ三月 / 大阪)
「冬の小作品展」(SUNABA Gallery / 大阪)
「日本グループショウ」(GALLERY JO YANA / フランス)
「裏kawaii」(SUNABA Gallery / 大阪)
2019
「うまい棒×CREATORS展」(シアター1010、ギャラリーB.C / 東京)
「風景の発見」(SUNABA Gallery / 大阪)
2018
「純粋キャラクター批判」(SUNABA Gallery / 大阪)
「FLAG」(アトリエ三月 / 大阪)
TEAM-TAN 5周年展(アートコンプレックスセンター / 東京)
同巡回展(騒ギニ乗ジテ / 大阪)
2017
「CandyBox」(SUNABA Gallery / 大阪)
創治朗2周年記念展「#2」第一期(創治朗 / 兵庫)
「FROM KAWAII ART – Overturn The Stereotypes. -」(GALLERY FREAK OUT / 東京)
「スイッチ – 単独性 / 関係性 -」(SUNABA Gallery / 大阪)
2016
「アートコンペ タツコン」(ギャラリー龍屋 / 愛知)
「CUTE AND SWEET, BUT…」(MASATAKA CONTEMPORARY / 東京)
「ZEROTEN」(ギャラリー龍屋 / 愛知)
「199x⁵ (きゅーえっくす5)」(アートコンプレックスセンター / 東京)
「PARIS CHIC ROOM」(MASON D’ART Paris / パリ、フランス)
「SUNABA POP」(SUNABA Gallery / 大阪)
「UTOPIA 3」(アートコンプレックスセンター / 東京)
2015
「アートストリーム2015」(大丸心斎橋店 / 大阪)
2014
「何も考えないまま10年経ってた・・・」展(新宿眼科画廊 / 東京)
与謝野晶子生誕芸術祭 作品展示(ホテルサンルート堺、サンユー都市開発ロビー / 大阪)
「トランスエフュージョン03(前期)」(新宿眼科画廊 / 東京)
2013
「ミラクルミーム」(新宿眼科画廊 / 東京)
「トランスエフュージョン02 ドローイング展」(新宿眼科画廊 / 東京)
2012
グループ展「カラフル」(鳳キリスト恵み教会 / 大阪)
2011
3人展「カラフル」(鳳キリスト恵み教会 / 大阪)
pixkikiアナログ展覧会第3弾「アナログ部屋」(Hidari Zingaro、Kaikiki Zingaro / 東京)
「初音ミク pixiv×Kaikaikiki Gallery 展覧会」(「SNOW MIKU for SAPPORO 2011」内 / 北海道)
2010
「オイルショック!(0000Fest内)」(Hidari Zingaro / 東京)
「wassyoi#」(0000Gallery / 京都)
「¥2010Exhibition Final at 大丸心斎橋」(大丸心斎橋店 / 大阪)

■Art Fair アートフェア
2022
KIAF SEOUL(Gallery Irritum Tokyoより出展)(韓国)
ART TAICHUNG(333Galleryより出展)(台湾)
ART BUSAN(Gallery Irritum Tokyoより出展)(韓国)
メタセコイア・キョウマチボリ・アートフェア(大阪)

2021
広州アートフェア(Contemporary Tokyoより出展)(中国)
ART TAICHUNG(333Galleryより出展)(台湾)
2017
ART OSAKA 2017(創治朗より出展)(大阪)

野澤梓 Nozawa Azusa Profile

髙木ちゃー|Char Takagi

デジタル画像が持つ内面的な価値のビジュアライズ・画像の肖像を描くをテーマに絵画や映像、立体作品を制作。

3DCGモデルをモチーフに描く『Portrait』シリーズは、メディアを介するごとに失われていく画像の一貫性を二次元のディスプレイから三次元の支持体へ変換する作業を以って体現しようという試みである。

プロフィール
福島県福島市出身
福島県立福島西高等学校デザイン科学科卒業

個展
2022年 『Oの魅惑』myheirroom

グループ展
2018年 『Transe』表参道WhiteSpace
2019年 『東京インディペンデント』東京藝術大学陳列館
『BLOCK HOUSE VR』渋谷BLOCK HOUSE
『フィジカル・ボディ・コンプレックス』新宿眼科画廊
2021年 『Navigated Locomotion』千駄木WhiteGallery

野澤梓 Nozawa Azusa Profile

東ちなつ|Chinatsu Higashi

繊細な描線と甘いカラーリングによってフェミニンなハピネスを描き続けている東ちなつ。可愛らしさだけを追求するのではなく、コンプレックスを持つ女性像もあえてモチーフに選び、フェミニティトレンドに普遍的で強い背骨を入れるようなビジョンを一貫して発信しています。その創作手法も他に類を見ないもの。ペインティングやドローイングをベースに製菓道具や砂糖細工なども用い、多彩な手法を自由なディメンション感覚でミックスしています。

「美しさ、愛らしさ、強さ、甘い夢、自由、ロマンティック、エレガント、花、ピンク、そういったものがこの先も変わらず、ずっと好きです。 それは私にとって聖域のように本質的なもので、その存在を信じています。作る喜びと、自身の信じる美しさに触れた時、心は解放されて清々しい気持ちになる。その解放に、生きる力を感じていただけたら嬉しいです。 」

金沢市生まれ。日本大楽芸術学部卒業。ドローイングとペインティングを軸にシュガークラフトなど平面と立体を行き来しながら独自の世界を表現。 装画を手がけた書籍に川上未映子「世界クッキー」、角田光代「福袋」、今村夏子「父と私の桜尾通り商店街」など。雑誌「SPUR」で GUCCI とのアートコラボを手掛け、2013年、2015年にユニクロからキッズ T シャツが全世界発売されるなど、アーティスト・イラストレーター・砂糖細工作家として、アパレルブランド、メディアとのコラボレーション多数。著書に「ガールズハンドメイド」(パイインターナショナル)がある。

プロフィール
個展
2008 ROCKET 「baby baby」
2010 FUCHSIA 「ロココのりぼん」
2011 NOW Idea by UTRECHT「粒山水」
2012 GALLERY SPEAK FOR 「girls dream」
2015 GALLERY SPEAK FOR 「one room museum」
2017 Nidi gallery 「pretty things」
2018 あお山ヒュッテ 「ぼんぼり糖の日々」
2018 new pure plus 「INNOCENT FOR YOU.」
2022 AL (主催・企画/GALLERY SPEAK FOR)「ESSENTIAL」
http://chinatsuhigashi.com
Instagram @chinatsu_higashi
野澤梓 Nozawa Azusa Profile

宏美|Hiromi

実在する風景にキャラクターの顔や植物が浮いたような絵を描く。
背景に描かれる風景は殆どが地元である岡山の災害地であり、キャラクターは人間が持つ理想の姿として描かれる。
キャラクターが顔のみ描かれるのは、キャラクターそのものに身体を必要としないからである。
キャラクターは一見人間のように見えるが「理想の姿」とは人間の姿を現しているだけでなく、「穏やかな生活」であったり、また「山」や「海」のような自然の具現化でもある。
コロナ禍の生活が始まってから、作品にはキャラクターの顔を覆うようにドットが描かれる。
SNSによるフェイク情報の拡散であったり、ウクライナでおきた戦争であったり、人間の行為がますます「理想の姿」から遠のいていることの現れを表現している。

プロフィール
1989年生まれ。岡山県出身。
倉敷芸術科学大学 芸術学部卒。

〔主な参加展示〕

2021年 宏美個展 (日和坂アート研究舎 / 石巻)
2022年 「木森土」(GALERIE OVO gallery / 台湾)
2022年「二次元派」(代官山ヒルサイドフォーラム、N&A Art SITE/東京)
2022年「川のほとり/まち」(LIGHT HOUSE GALLERY/東京)
2023年 大阪関西国際芸術祭 二次元派(大阪府中ノ島図書館3階/大阪)

野澤梓 Nozawa Azusa Profile

cocoro nakaura

日々液晶画面に没入している自分達はもう既に画面越しでしか現実世界を見れなくなってきています。
毎日大量の時間を画面に注ぎ込んでいる私たちの日常的な風景とは自然や建造物といった物から液晶画面、画面越しの人へと移り変わっている様に感じます。
このワンシーン達を切り取りデジタル化されていく時代をフィジカルに表す事が今を生きる自分にとって大切な事に感じています。

プロフィール
1998年 東京生まれ
2011年 港区立本村小学校卒業
2014年 港区立高陵中学校卒業
2017年 東京都総合芸術高等学校美術科卒業
2021年 東京造形大学造形学部美術学科絵画専攻卒業
現在 同大学大学院 在学中

主な展覧会

2015年 「東京都中央展」 (東京都美術館)
2019年 「芸術祭、その後」
2021年 「ZOKEI展」ノミネート賞
    「近藤ゼミ展2021」(605gallery)
    「Group Exhibition: VIEWS and FACES Vol.2 -風景と人物-」(The blank gallery)
    「FUTUR」(WK gallery /北京)
「第8回未来展」(日動画廊)
2022年 「OTO SELECTION EXHIBITION 」(乙画廊)
    「Now You Know ! vol.1」(Whimsy Works Gallery /台湾)
    「鼓動展 -the beat-」GINZASIX Artglorieux gallery of tokyo
    「アート解放区日本橋2022」tagboat art gallery            
     「ART is…」
(WHAT CAFE × WHYNOT. TOKYO EXHIBITION)
    「ART FAIR GINZA」 ( tagboat × MITSUKOSHI 銀座三越)
【Art Fair HAKATA tagboat × HAKATA HANKYU】 (博多阪急)
「 シブヤスタイル vol.16 」
(西武渋谷店 B館 8階美術画廊・オルタナティブスペース)
「skin is」
(相模原市民ギャラリー)

2023年

「ZOKEI展」
(東京造形大学 ZOKEI賞受賞)
「シン現代アート展」(乙画廊)
個展

2022年

「own influence」           solo exhibition GINZA SIX Artglorieux gallery of tokyo

「 solo spread 」 (solo exhibition light house gallery 両国)

野澤梓 Nozawa Azusa Profile

Neinei|ネイネイ

中国から日本に留学している私は、東京の中でも異彩を放つ原宿に惹かれていった。そして原宿を対象として、今現れているイメージの考察と歴史的経緯を軸として、そこから導き出した私の理想とする抽象的・架空的な少女像を<東京少女>と名付けた。日々変容してゆく<東京少女>を捉えるために、イラストレーションとアートの重なりを俯瞰する「越境的表現」の視点から制作活動を行っている。外部からのグローバル化が見逃している「グローカル化」に焦点を当て、日本発「カワイイ」を<東京少女>を通して、あらゆる既存の枠を超えた新たな「カワイイ・カルチャー」として発信することに挑戦していく。
私の自作である「東京少女」は、どこかに限定的に存在している具体的な人物ではない。それは誰もが心の中に持っているもの、あるいは日常の間隙に潜在し、唐突に喚起されるもの、大人の秩序という安定した社会的日常性に抗体として激しい不快感をもたらすもの、身体の至る所に痒みや痛み、腫脹を生み出していくものでもある。一つの架空的な人物像は、人間の心の、根底からの複雑な階層を持つ心性を表すものとして、少女性を持つ人・少女性を追いかける人・年齢・性別・国と関係なく少女性を死守する人の象徴とも言えよう。
この社会においては、少女というものが持つ柔軟な世界観、意識、認識、頑固さ、一見偏見のような見方を表現することが、時には「カワイイ」を超え、まさしく「毒」を持つ<東京少女>として、容赦のない残酷なあり方で機能するのである。今後の東京少女の行方としては、これまでの様々な要素を吸収・統合し、アマルガムのように合成された新たな物質性と精神性を生み出すこと、そこから意図を超えて爆発するミューテーションを志向していきたい。

プロフィール

1993年中国生まれ
多摩美術大学博士後期課程美術専攻

・受賞歴
2017 「第五回東京装画賞」 唐亜明賞
2018 「日本ブックデザイン賞『河童』」 澤田泰廣賞
2019 「日本ブックデザイン賞『山月記』」金賞
2021 「Independent Tokyo2021」 三浦次郎 賞
2022 「KENZAN 2022」IAG賞

・展示歴
2017 「地震ポスター支援プロジェクトポスター展」東京工芸大学美術館(東京)
2018 「イラストレーションポスター展」秋山孝ポスター美術館(長岡市)
2019 「多摩美術大学イラストレーション展」gallery 5610青山(東京)
2021 「Independent Tokyo 2021」東京都立産業貿易センター浜松町館(東京)
「KENZAN 2021」東京芸術劇場 (東京)

2022
「TOKYOGIRLS Exhibition」東京アメリカンクラブ(東京)
「FACES and HEADS 2022」みうらじろうギャラリー(東京)
「八犬堂京橋移展」八犬堂ギャラリー(東京)
「今昔物語展」Ginza Six Artglorieux (東京)
「たんざく展」伊勢丹アートギャラリー(東京)

2023
Xavier Art Fest 2023(Philippines)
ART FAIR PHILLIPINES(Philippines)
「EYES_Portraits Show by Emaeging Artists_Vol.2」medelgalleryshu(東京)
「多摩美術大学博士課程展2023」多摩美術大学美術館(東京)
「個展カワイイ源氏物語」石山寺 (滋賀県)

野澤梓 Nozawa Azusa Profile

neuronoa

現代社会において情報そのものの価値は日々薄れていくように感じます。
そして、情報で溢れる社会で我々は自身のアイデンティティを失いかけているようにも感じます。
neuronoaの作品は情報社会のアイコンとして著名人をモチーフにし、その著名人の表情を大量の絵具で覆い隠したポートレートです。
溢れる情報のメタファーとして絵具を扱い、何度も塗り重ねることで著名人の重要な特徴である視覚情報は失われ、この工程を繰り返すことで独自の情報が生成されます。
そして、それは鑑賞者の記憶とつながり、鑑賞者自身にしか見えない表情を想起させます。
現出する喜怒哀楽。感情のゆらぎ。解放される思考。明晰となる枢要。
それは作品を鑑賞する現在と過去を媒介し、過去からより壮麗な未来を導く暗示となる。

neuronoaの作品が、鑑賞者のアイデンティティを研ぎ澄まし、現代社会をあるがままに見るトリガーになれることを願っています。

プロフィール
世界30カ国以上を放浪しながら、音楽、デザイン、映像などを制作するクリエイターとして活動後、2021年から本格的にアーティスト活動を始める。「情報社会」というコンセプトを機軸に、ミュージシャンや俳優などの著名な人物をモチーフにした抽象画を制作。人物の表情が読み取れない程に抽象化した表現によって「情報社会」における「真のアイデンティティとは何か」を問う。アートの枠を超えて、国内・海外問わず様々なジャンルのプロジェクトに精力的に関わり活動中。主な企業コラボレーションとしては、アパレルブランド「HARE」、画材メーカー「LIQUITEX」(共に2022年)。常に作品にフォーカスして欲しいという想いから、国籍・性別・年齢・素顔などは一貫して非公開としている。