texture
一林 保久道|品川はるな |TAKANAO KANEKO|にいみひろき|沼田侑香
August 28 − September 5,2021
11:00am~7:00pm(Last day ~5:00pm)
キュレーション:にいみひろき
MEDEL GALLERY SHUでは8月28日より 一林 保久道、品川はるな 、TAKANAO KANEKO、にいみひろき、沼田侑香の5名によるそれぞれの作品コンセプトや技法、そして、特に質感の違いにフォーカスしたグループ展「texture」を開催いたします。
それぞれのアーティストが代表的シリーズをもち、唯一無二の個性を発揮する違和感のすり合わせによるざらついたり、反発し合ったり、または引き寄せあったり・・・そんな空間を織りなすテクスチャーを是非お楽しみください。
一林 保久道|Hokuto Ichibayashi
1992 年生まれ。石川県出身。京都精華大学日本画専攻卒業。 卒業後も日本画を制作していたが、大学で学んだ天然物を扱うことに重きを置いた 日本画の媒体から分派し、蛍光色等、より一層人工的なマテリアル(アクリル絵の具等) を用いて自分の色で表現することにスタイルチェンジした。そのスタイルに変更した きっかけは、モチーフとなる自然物をスケッチしに行く際、直に観た自然物より、 小さい頃から慣れ親しんだ TV や PC で観た綺麗な液晶で観た自然物の画像の方に 美しさを感じたことが、自然物に囲まれた時代から高度経済成長を遂げ、人工物に まみれた現世で、人工物に美的感覚を覚えた自分の、デジタル移行の現代に 生まれた人々の新たなる感覚の様に思え、この画材(媒体)の変更に至った。 また、自分がメインモチーフに描くものも花鳥風月から人工的なものに移行する 機会が多くなり、自分が関心するモチーフも社会的なものや歴史的なもの、 世俗的な内容等が増えてきた。 現在、主に描く絵画には社会的なものや歴史的なものに、風刺を匂わせた作品が多く、 特に自分が幼少期に遊んだゲームのニュアンスを含ませた俯瞰的な画面や、 横スクロール等(ゲーム内の俯瞰図、歪んだ遠近感は元来古典絵画から着想を 得たものなので、結果的には古典的な歴史的絵画等から関心を得たものであると 考える)を織り交ぜた作品が主体となっている。
プロフィール
Biography
2019.4 グループ展『人物と風景』The blank gallery 東京 原宿
2019.4 グループ展『人物と風景』The blank gallery 東京 原宿
2018.11 個展『melee close in』ANAGRA 東京 半蔵門
2018.10 グループ展『memento mori』L’illustre Galerie LE MONDE 東京 原宿
2018.6 グループ展『EPIC PAINTERS vol.4』The blank gallery 東京 原宿
2018.2 グループ展『ヤングマンズ』kara-s 京都 四条
2017.7 個展『FIGHTER』argument gallery 東京 吉祥寺
2017.2 個展『WEIRD AND WONDERFUL』gallery space HALO 東京 恵比寿 artwork
2019.3 bacho LOSTAGE split 『HOMETOWN e.p.』ジャケット担当
2019.2 NIKE OSAKA shop wall 担当
instagram : https://www.instagram.com/hokutoomuch/
tumblr : http://hoctory.tumblr.com/
品川はるな|Haruna Shinagawa
スマートフォン等の普及で絵具を使わずともイメージを伝える ことができるようになった現在。私はイメージを伝える意外に も画材の特性を活かしてなにかできないかと思い、『Peel off the paint』シリーズでは絵具の支持体に定着するという性質に 着目した制作を試みました。
プロフィール
1995 東京都生まれ
2017 東京造形大造形学部美術学科絵画専攻 卒業
主なグループ展
2021
「IMPROVISATION MAR.2021」 EUKARYOTE /東京
「(im)perfect surface」NEWoMan YOKOHAMA /神奈川 2020
「sequence ART 2020」sequence MIYASHITA PARK /東京
「EUKARYOTE GROUP SHOW」WHAT CAFE 寺田倉庫/東京
2019
「HELLO my name is」EUKARYOTE /東京
個展
2019
「Do not say a little in many words but a great deal in a few」 EUKARYOTE /東京
2016
「UNKNOWNS2016Vol.5」 ギャラリー現 /東京
Kaneko Takanao
過剰な情報の中で振り回され自分を見失っていく人や 意味を失い断片的になっていく言葉を 漫画のキャラクターや記号、 文字やグラフィティなどを組み合わせながら 意味があるのか無いのか分からないような 不確かなで曖昧な形を作っていきたいと思っています。
プロフィール
1977 埼玉県出身 武蔵野美術大学短期大学部美術科卒業
主な展示
2016「分解ノイズ」/ THE blank GALLERY
2017「黒ノイズ」/ ART FRONT GALLERY
2020「How Low?」/ THE blank GALLERY
2021「Disperse」/ GALLERY tagboat
にいみひろき|Niimi Hiroki
多摩美術大学卒業後、アートディレクターとして広告や、音楽、ファッションのアートディレクションをやりつつ作家活動を開始。 デジタル=不自由 アナログ=自由 の定義の元デジタルの世界をアナログに落とし込むアートワークを展開。
にいみひろきは絵画を通し、「クリエイティビティ」の生産と消費を急速なスパンで繰り返す、今日のデジタル化された社会の状況を批判的に考察します。 ウェブや SNS 上において使用され、そして放置されたデジタル広告をはじめとするクリエイティブ・イメージを象徴的に引用しつつ、 それらイメージの断片を絵画というアナログなメディアに再構築します。
にいみの制作的スタンスは 50 年代において消費社会に批判と再考を促した状況派 (Situationism) と通じる部分を持ちながら、 一方で彼の視線は一貫して「デジタルシフトによって加速するクリエイティヴの消費」という点に向けられています。 浪費され廃棄されていく人間の創造力。その状況に対する痛烈な批判精神が彼の制作の根底に横たわっています。 作品化のプロセスにおいて、徹底して物象性にこだわります。 自らも広告制作に携わってきた彼にとって今日の「クリエイター」とは、その多くがデジタル・イメージを生産する機械に近く、 そこに永続性や独自性は求められません。その反発として、消費が前提となっているデジタル・クリエイティヴを物質に変換し、 自らの視点を織り交ぜ、新しい視覚言語として提示します。彼の活動は、それそのものが私たちが持っている創造性とその行使に対する肯定であり、 同時に凄まじい速度によって生産と消費のサイクルを繰り返す現代に対しての警鐘であり、
そして一つの反抗のあり方を示すものとも言えるでしょう。
プロフィール
略歴
- 2011 Red Bull Doodle Artfinalist
- 2012 モスクワ国際ビエンナーレ – ゴールデンビー入選 2012 メキシコ国際ビエンナーレ入選
- 2012 C S デザイン賞入賞 商品化
- 2012 I F F T( 国際見本市)出展
- 2013 WorldBiennial Exhibition PostersSelected
- 2016 MIDTOWN award デザイン部門 入賞
- 2019 SICF 表参道スパイラル展示
- 2019 ルミネアートアワードファイナリスト
- 2020 OCEANS、R25 取材
- 2020 中目黒 LOUNGE 展示
- 2020 MEDEL GALLERY SHU 個展
- 2020 MDP GALLERY グループ展
- 2020 100 人 10 グループ展
- 2021 shukado GALLERY グループ展
- 2021 TAGBOAT AWARD 準グランプリ
- 2021 UP SIDE DOWN GALLERY グループ展
- 2021 TERRADA ART COMPLEX II mu gallery 2 人展
Biography
- 2011 Red Bull Doodle Artfinalist
- 2012 Moscow International Biennale-Golden Bee Winner 2012 Selected for the Mexico International Biennale
- 2012 CS Design Award Winning Commercialization
- 2012 IFFT (International Trade Fair) Exhibit
- 2013 WorldBiennial Exhibition PostersSelected
- 2016 MIDTOWNaward Design category prize
- 2019 SICF Omotesando Spiral Exhibition
- 2019 LUMINE Art Award Finalist
- 2020 Interviewed by R25 and OCEANS
- 2020 LOUNGE Exhibition at nakameguro
- 2020 MEDEL GALLERY SHU Solo exhibition
- 2020 MDP GALLERY Group exhibition
- 2020 100_10 Group Exhibition
- 2021 shukado GALLERY Group Exhibition
- 2021 TAGBOAT AWARD Semi-Grand Prix
- 2021 UP SIDE DOWN GALLERY Group Exhibition
- 2021 TERRADA ART COMPLEX II mu gallery exhibition
沼田侑香|Yuka Numata
1992年、千葉県出身。東京芸術大学美術研究科絵画を専攻し現在も在籍中。
2019年~2020年石橋財団奨学金奨学生に選出されウィーン美術アカデミーに留学。 情報が簡単に手に入ることで起こる認識のズレをテーマにインスタレーションや絵画、 写真などの手法で表現し、現代アーティストとして精力的に活動している。
私たちの世界は VR や AR、3DCG などのバーチャル空間の拡張により変わり始めている。 ディスプレイから情報を得る事が多くなり現実と仮想が混在しているかのようである。 二次元の空間の奥行きは広がり続け、三次元の空間とシームレスに行き来することができるようになり始めているのである。 私たちのいるべき現実と仮想現実が入り乱れる新しい時代で、テクノロジーの発展によ って失われた” リアルの痕跡” を辿っていく。
プロフィール
展示
- 2021 年「One Face 展」 roid works gallery/ 東京
- 2021「曖昧とのランデブー」 コートヤード HIROO/ 東京
- 2021「sampling theorem」 Mont blanc 銀座 / 東京
- 2020 年「RUNDGUNG」 オーストリア / ウィーン
- 2019 年「A-TOM ART AWARD 2019」 コートヤード HIROO/ 東京
- 2018 年「世界の砂を露で洗う」 高橋造船上跡地 / 香川県引田市
- 2018 年「シブヤスタイル Vol.11」 西武渋谷アートスペース / 東京
【受賞歴】
- 2018 年 O 氏記念賞
- 2019 年 A-TOM ART AWARD グランプリ受賞 ・2019 年 石橋財団 奨学生
