髙木優希|Yuki Takagi
あの日のすみか
September21-27,2020
11:00am – 7:00pm(Last day ~5:00pm)
本展では、紙粘土やスチレンボードで様々な家具を造形したものをモチーフにした絵画作品を展示する。
これらのモチーフは家具の形をとりながらも、そのものとしての機能を果たすことはできない。
成長しない植物、座れない椅子。
部屋を構成する壁もまた、何者も生活のできないただの箱である。
描かれた家具たちは、鑑賞者にとって「家具」か「モチーフ」か、それとも「平面に描かれたただの絵」か。
誰のものかも分からないあの”すみか”から、人はそれぞれ何を感じ取るのだろうか。
髙木優希|Yuki Takagi
アーティスト・画家
絵画を通して「存在」とは何かを問いかける作品を作る。
フィクションの中のキャラクター。
彼らは決してわたしたちとは交わらない時間軸に生まれ、生きている。
また、ニュースなどで目にする赤の他人。
同じ世界同じ時間軸を生きているけれど、出会うことのない人。
彼らとわたしとの関わり方には、架空の場所に存在している/現実に存在しているということ以外に違いはあるのだろうか。
作品を通して、存在というものの曖昧さについて考える。
プロフィール
2017 東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻入学
2020 同校在学中
グループ展
2020 「Spring Show」 ARTDYNE(東京)
2019 「ARTDYNE 開廊記念 尾黒久美・髙木優希 二人展」 ARTDYNE(東京)
「上描きされた風景」 MEDEL GALLERY SHU(東京)
「東京インディペンデント」 東京藝術大学陳列館(東京)
2018 「ゆがいたかいがおいしい?」 gallery (東京)
