帝国ホテルプラザアートセレクション
安井鷹之介
OK Plastic
2020年2月17日(月)〜2月23日(日)
11:00 ~ 19:00 (最終日は17:00まで)
昨秋、安井鷹之介はヨーロッパを巡りました。
パリのロダン美術館の中に一部屋だけあるカミーユ・クローデルの作品展示室に足を踏み入れた時に、感動とも悲哀ともつかない感情に包まれ、張り詰めながらもゆるやかな、少しひんやりした空気が印象的だったようです。
本展では彫刻家カミーユ・クローデル にスポットしたテーマの作品を主に展示します。
ロダンの弟子であった彼女はロダンと肉体的にも精神的にも結ばれ7年を過ごしたのちに別れ、統合失調病を患い、自身の作品の大半を破壊して、最後はロダン一派に怯えながら精神病棟の中で約30年間を過ごして亡くなったとのことです。
ロダンとは愛人関係だけにとどまることなく、彼女の制作のアイデアはロダンに盗用されていたという記述もあり、今ではその肩書きは共同制作者として定着しているほど密接不可分な関係だったと言われています。
今、カミーユに強烈に惹かれるわけには、現代の資本主義社会の中のハラスメントや男女差別などの主従関係からはびこる問題に対する観念が我々に備わっていて、そこで育まれた琴線にふれるからでしょう。
安井鷹之介は、自分のつくる「半透明の彫刻」がそれを望む窓となり、強者と弱者の関係に可塑性を与えることで見えてくる憂いや、関係が入れ替わって見えるさまの柔軟さに接していたいだけかもしれません。
唯一無二の感性で、彫刻と絵画を手がける新進気鋭の現代美術家、初のソロエキシビジョン。
安井鷹之介| Takanosuke Yasui
しわくちゃなドレープ状のテクスチャーが特徴的な「物質的な絵画」と「絵画的な彫刻」。これらは“弱い彫刻“として、コミュニティや関係性の中に生じる宗教性や暴力性の在り方にフォーカスし、現実と理想や能動性と受動性など二項の間に介在するものです。また、それを現代のモデルやモチーフ、風景を通して表現しています。
プロフィール
1993 愛知県生まれ
2019 東京芸術大学彫刻科 卒業
2019 東京を拠点とし活動
【主な展示】
グループ展
2019
「Door Into Summer/M’s Collection」MAHO KUBOTA GALLERY 東京
「NEW EMOTION」Roppongi hills A/D Gallery 東京
2018
「絵画・運動(ラフ次元)」四谷未確認スタジオ、東京
「Portraits」MAHO KUBOTA GALLERY 東京
2017
「第4回 CAF賞 入選作品展」 代官山ヒルサイドテラスF棟 ヒルサイドフォーラム 東京
2015
「ストレンジャーによろしく」名古屋市民ギャラリー矢田、愛知
2014
トーキョーワンダーウォール公募2014 入選作品展 東京都現代美術館 東京
【主な受賞】
2017
第4回 CAF賞 入選
2014
東京ワンダーウォール2014 入選
